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< "リヒャルト・シュトラウス作曲・交響詩「ドン・ファン」>
リヒャルト・シュトラウスは、何人かの伝説上の人物を交響詩にしています。この「ドン・ファン」もその1人(1曲)です。世間で言う「ドン・ファン」は、17世紀のスペイン貴族を皮肉った、女性を追い求める好色な男ですが、彼が描きたかったドン・ファンは、どこかにきっといる至高の女性を探し続ける、理想主義者としてのドン・ファンでした。 曲は冒頭からいきなり盛り上がりを見せますが、これが何事にも積極的なドン・ファンの描写です。曲中、何回か美しい旋律が出てきますが、これらは彼が出会った女性たちを描写しています。1曲目の交響詩からこんなすごい曲を作曲するリヒャルト・シュトラウスは、やはりタダモノではなかったのですね。

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< "The Planets" Gustav Holst >
中学時代に所属していた吹奏楽部は、全日本吹奏楽コンクール県大会・中学の部で6年間連続優勝していました。当時の吹奏楽コンクールは、8月末に県大会が開催され、県大会の優勝校は10月初旬に開催される地方大会に駒を進めます。ちなみに我校は地方大会ではいつも末席でした。
毎年4月末からコンクール出場のために課題曲と自由曲の2曲の練習を開始し、夏休みもすべて練習に明け暮れ、8月末の県大会優勝と10月の地方大会出場を目指しました。
こんな状況なので、一年の内の半年間は、いつも頭の中で課題曲と自由曲が鳴り響いていました。特に県大会直前の夏休みの30日間は、一日中練習に明け暮れ、寝ても覚めても課題曲と自由曲が頭の中で鳴りっぱなしでした。6年連続優勝を築いてきた伝統をストップさせないため、必死で練習した文字通り「熱い夏」でした。
2年生の時の自由曲は、ホルストの交響組曲「惑星」の中の『火星(Mars, Bringer of War)』でした。多感な中学2年生の頭の中で、重量感があり勇壮で攻撃的なこの曲が半年間鳴り響いていましたので、思春期の自分の性格形成の過程で何らかの影響を受けたかも知れません。自分としては同じ組曲の中の「木星(Jupiter, Bringer of Jollity )」の方が性格に合っていたような・・・。



<後日談です>
この年も県大会に優勝し、7年間連続優勝を達成しました。その後、10月には地方大会に出場しましたが、結果は8校中7位となり、心身共に燃えるような熱い半年が終わりました。その年の地方大会で優勝した学校の自由曲は、何と「木星」でした。中学2年の忘れられない思い出です。



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< "メンデルスゾーン作曲 バイオリン協奏曲 第二楽章" by 前橋汀子 >
メンデルスゾーンのバイオリン協奏曲は、このブログのサブタイトルにある「心にしみるロマンティックで美しいメロディー」に最もふさわしい楽曲かもしれない。
このコンパクトにまとまった協奏曲は、複雑な演奏パターンを持ち、かつ広いダイナミックレンジを要求する現代音楽と比較するとあまりにもシンプルだ。
しかし、この曲は美しいのだ。

最近は草食系男子が多いと巷では噂されるが、草食、肉食を問わず、愛する人を一人想う夜はぜひ聴いていただきたい。第二楽章の甘く切ないメロディーは草食系男子には熱いハートを、肉食系男子には遠くからロマンティックに女性を想うことの素晴らしさを目覚めさせてくれます。

メンデルスゾーン作曲 バイオリン協奏曲・第二楽章
前橋汀子(バイオリン) クリストフ・エッシェンバッハ(指揮) チューリッヒ・トーンハレ管弦楽団



多くのバイオリニストがこの協奏曲を録音していますが、その中でも前橋汀子の演奏がすばらしい。
冒頭から最後までどの音も実に美しい。 シンプルな曲ほど演奏者の感情表現がダイレクトに表れるが、これはその典型です。

チャイコフスキー&メンデルスゾーンチャイコフスキー&メンデルスゾーン
(1993/06/21)
前橋汀子

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