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< "Nocturne" Paul Mauriat >
1960年代の終盤から若者の間でブームになったラジオの深夜放送は、1970年代には絶頂期を迎えました。「ながら族」という言葉ができたのも、この頃だったでしょうか。ラジオ各局は個性的なDJを揃え、聴取率獲得を競い合いました。その中で、あるラジオ局は午前3時から5時までの番組枠を、長距離トラックの運転手さんをターゲットリスナーにした番組を持っていました。番組名に「歌謡曲」がついた、演歌や和製ポップスなど日本の曲を紹介する人気番組でした。ある日の放送の終盤で、ポール・モーリアの「蒼いノクターン」がかかりました。歌謡曲を中心にしたこの番組で、海外のイージーリスニングの曲がかかることは異例のことでしたが、当時この曲がどれだけヒットしていたか伺えます。時間的にはちょうど明け方だったので、窓の外がだんだん白んできて、朝焼けがとても美しい朝でした。港湾都市にあった自宅の東に向かった窓から、「蒼いノクターン」を聴きながら見る夜明けの街の風景はあまりに美しく、私は言葉を失ってしまいました。



<後日談>
この深夜放送は、現在も同じ「走れ歌謡曲」の番組名で継続して放送されていることが分かりました。実に40年以上もの間、リスナーを楽しませてくれています。素晴らしいですね!

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テーマ : 心に沁みる曲 - ジャンル : 音楽

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