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< "Hourglass Part II" by Keith Jarrett >
12月のパリの街のどこか。
朝から雪が降り続いている。
空はどんより鉛色だ。
私は部屋の窓から通りに積もった雪や家々の煙突を眺めている。
Keith Jarrett の Hourglass Part II を聴きながら。
音楽と風景が見事に一体化している。
実に叙情的だ。

この曲は Hourglass と名前がついている通り、曲の前半は間断なくアルペジオが続き、
まるで砂時計の砂がさらさらと落ちていく風景を見ているようだ。
そして砂時計のこぼれ落ちる砂が、窓の外で降り続く粉雪の風景とだぶる。
この小宇宙が自分ひとりの時を刻む。

アルペジオが突然終わると、静かに現れる旋律の何という美しさ。
まるで雪が降り止んだ後に現れる一面の銀世界を見ているようだ。
透き通る静寂のリリシズムの中で、しばし身動きできなくなる。
しかし、静寂なのになぜかとても情熱的だ。
もう言葉では表現することができない。
この曲を知ることができて感謝。



Keith Jarrett のソロピアノといえば、「ソロコンサート」、「ケルンコンサート」、「サンベアコンサート」の
3大コンサートがとても有名ですが、この Hourglass が聴ける 『 STAIRCASE 』 は隠れた名盤です。
心に沁みる旋律を味わいたい方におススメの一枚です。

ステアケイスステアケイス
(2008/10/08)
キース・ジャレット

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もともと録音のいいアルバムですが、この original recording remastered 盤は、さらに一皮むけています。キースの孤高の improvisation が空間を共鳴させてリスナーの心に響きます。

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テーマ : 心に沁みる曲 - ジャンル : 音楽

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