上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
< "And Here You Are" by Stuff >
日本では1970年代の前半からオーディオブームが起こり、コンポーネントステレオにスポットライトが当たり始めました。
アンプ、チューナー、スピーカー、ターンテーブル、カートリッジ、テープデッキなどを、それぞれ自分が気に入った製品で組み上げるのです。
単品ごとに製品の優劣がついてしまうため、音響機器メーカーはいい音が再生できて他社と差別化できる独自のアーキテクチャをこぞって開発していました。
アンプの性能が向上すれば、その音を忠実に引き出せるスピーカーの性能が向上し、スピーカーの性能が向上すれば、今度はレコードを聴くためのターンテーブルの性能が向上し、ターンテーブルのためにはカートリッジを、カートリッジのためにはアームを、次にテープデッキを、次にヘッドフォンをと、それぞれの製品の性能の向上が別の製品の性能を更に向上させるというポジティブスパイラルな時代でした。その結果、オーディオ機器の性能はそれまでのセパレート型ステレオから飛躍的に向上しました。ネットからダウンロードして音楽を聴く今のスタイルとはまったく別世界です。

この頃から「FMエアチェック」という言葉を耳にするようになり、今では姿を消したFM番組を向こう2週間分紹介する番組表のような隔週誌がよく売れました。
私も世の中の若者の大半がそうであったように、好きな演奏家の新譜や、レコードにはなっていないライブ録音などをチェックし、カセットテープにせっせと録音していました。
当時はカセットテープもクロームやフェリクロームなど様々な特性をもったものがたくさん発売されていて「録音」することが実に楽しい時代でした。

1977年のある夜、FM番組で Stuff の新しいアルバム「More Stuff」が紹介されました。
Stuff は、メンバー全員がそれぞれスタジオミュージシャンとして名を成しており、どのメンバーも一人でリーダーアルバムを出している実力者揃いで、まるでスタジオミュージシャンのコンポーネントステレオです。

「Soft and Mellow (大人っぽくて、都会的で、おしゃれで、叙情的などの意味で使っていました)」という言葉を耳にするようになったのもこの頃です。私は真夜中のFM番組で紹介された More Stuff にラインナップされている And Here You Are をヘッドフォンで聴いていてノックアウトされました。美しく静かで叙情的な旋律なのにすごく情熱的な演奏なんです。翌日、すぐにレコードを買いに行きました。(笑)



深夜に聴いた And Here You Are 以外の曲は、お約束のように5つ目の8分音符にアクセントが来る Stuff 独特のリズムを刻み、聴いていて心地いいです。彼らの洗練された音は、ミドルやシニアにはあの頃の思い出がよみがえり、 音楽ダウンロード組の若者には新しい発見があるかもしれません。

下記の amazon サイトで More Stuff にラインナップされている曲が40秒ほどですが、すべて聴けます、ぜひ、聴いてみてください!

モア・スタッフモア・スタッフ
(2008/03/19)
スタッフ

amazon.co.jp で More Stuff の情報を見る

スポンサーサイト

テーマ : 心に沁みる曲 - ジャンル : 音楽

コメントの投稿

URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック

この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
powered by
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。